土に還る香り、山の深み ボリビア ビオ・アラビカ 【アームズ珈琲®︎ 】
ボリビア・ラ・パス県カラナビ郡。標高1000〜1750mの山あいに広がるカラマ村とチジチパニ村ノガラニ集落では、朝霧が晴れるとともに、アラビカ種の木々がゆっくりと目を覚まします。ビオ・アラビカ生産者組合の人々は、農薬や化学肥料に頼らず、落ち葉や果皮を土に還す循環式有機農法を実践。自然の力を活かしながら、持続可能なダイレクトフェアトレードによって、誠実な手仕事がまっすぐに私たちの元へ届けられます。
収穫された豆は「ウォッシュド」という水洗式の精製方法で処理され、雑味のないすっきりとした風味に仕上げられます。アームズメソッドによるフレンチロースト(極深煎り)が、豆本来のコクと黒糖のような甘みを濃厚に引き出し、香ばしさと重厚感を際立たせています。
一口飲むと、焙煎香が立ちのぼり、カカオや焦がしキャラメルのような深い甘みが口いっぱいに広がります。後味にはほのかなスモーキーさと、土壌を思わせるアーシーな余韻が残り、飲みごたえのある一杯に仕上がっています。苦みはしっかりとありますが、口あたりはなめらかで、初心者の方にも安心して楽しめる味わいです。
価格は800円。山の静けさと、土に還る命の循環、そして作り手のまなざしを感じる一杯を、ゆっくりと味わってみてください。